03.21
2019
食中毒の話
先日、三浦電子のある北東北地方でも梅雨入りが発表されました。これから夏場にかけては食中毒の危険性が増す時期でもあります。今回は食中毒について簡単にお話ししたいと思います。
■食中毒ってどんな種類があるの?
皆さんは食中毒というとどんなものを思い浮かべますか?
一口に食中毒といっても実は様々な種類があり、現在では食中毒は大きく5つに分類されています。
①細菌性の食中毒(腸管出血性大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター等)
②ウイルス性の食中毒(ノロウイルス、ロタウイルス等)
③自然毒の食中毒(毒キノコ、フグ等)
④化学性の食中毒(農薬等)
⑤寄生虫による食中毒(アニサキス、クドア)
この中で梅雨時期から夏場に多くなる食中毒は細菌性の食中毒です。
■どうして梅雨時期から夏場に食中毒が増えるの?
食中毒を引き起こす細菌の多くは、この時期の気温や室温で活発に増殖し始め、人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。また、細菌の多くは湿気を好むため、 気温が高くなり始め、湿度も高くなる梅雨時には、細菌による食中毒が増えるのです。
■どうやって予防できる?
食中毒予防の三原則、“つけない・ふやさない・やっつける”の原則に基づき、この時期の食中毒予防では
〇料理に使う食材はなるべく調理直前まで低温(冷蔵庫やクーラーバック)で保管する
〇中心部までしっかり加熱し、加熱しない食材は殺菌を行う
〇調理器具やフキンなどはこまめに消毒する
〇調理後の料理は早めに食べきるか、低温(冷蔵庫)で保管する
〇ラップや使い捨て手袋を使用し、素手で調理をしない
ということが重要になります。
暑かったり肌寒かったりと、体調管理が大変な時期ですが、食中毒予防にもしっかりと気を使っていきたいですね。