開発者コラム

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02.04

2019

水道水の話1

編集者:オキシライザー商品部

私たちが身近に使っている水道水について、2回に分けてお話したいと思います。

■日本の水道水は安全?

 世界中で水道水が直接飲める国は数少ないと言われています。よく「日本人は水と安全はタダだと思っている」などと言われるほど私たちの生活の中では、水道水を飲んだり調理に使ったりすることは当たり前のこととなっています。 私たちが普段使っている水道水が安全なのは、厳しい水質基準によるものです。日本では水道法第4条に基づく省令によって水道水質基準が制定され、現在では51項目の水質基準項目に適合することが必要となっています(平成27年4月1日施行時点)。ちなみにミネラルウォーターの安全基準は食品衛生法に定められ、殺菌・除菌工程有の場合は39項目、なしの場合は14項目と、どちらも水道水よりも少なくなっています。

       

■水道水にも塩素が含まれています

 また、水道水の消毒は水道法第22条に基づく水道法施行規則(厚生労働省令)第17条3号により「給水栓(一般的に言う水道蛇口)における水が、遊離残留塩素を0.1mg/L(結合残留塩素の場合は0.4mg/L)以上保持するように塩素消毒をすること。 ただし、供給する水が病原生物に著しく汚染される恐れがある場合、または病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物もしくは物質を多量に含む恐れのある場合の給水栓における水の遊離残留塩素は0.2mg/L(結合残留塩素の場合は、1.5mg/L)以上とする」と規定されており、 飲料水としての水質を確保するようになっています。わかりやすく言うと、私たちが使っている水道水には0.1ppm以上の塩素が含まれているということです。弊社の電解水を使った食材殺菌の手順では、流水による殺菌後、水道水ですすぐことを推奨しているのですが、 時々「せっかく殺菌した後に水道水ですすいだら、また細菌に汚染されてしまうのでは?」と質問されることがあります。しかし、水道水にもちゃんと塩素が含まれているので、新鮮な水道水を使っている限り細菌に汚染されるということはありません。 このように私たちが使っている水道水は日本の厳しい水道水質基準をクリアした衛生的な水なので食品衛生にも安心して使うことができます。